がんとつきあう(がん治療の副作用)がん関連疲労の症状がん関連疲労の症状人それぞれ、何を疲労と感じるかは異なりますが、以下のうちいずれかの症状があれば、それはがん関連疲労かもしれません。全身に脱力感や倦怠感があるこれまで普通にこなしていた日々の家事を困難に感じるこれまで大切にしてきた活動への興味がなくなる軽く動いただけで息切れする階段の上り下りや短い距離を歩くことなど、今まで簡単にできていた運動を困難に感じる消耗感やだるさを感じる食欲不振である集中力や判断力、意思決定力が低下した性行動への興味がなくなった睡眠異常や不眠があったり、一晩熟睡しても疲れがとれない神経過敏や悲しみ、焦燥感など、気分の変化がある身の置き所がない横になっていたい何事にもおっくうになるあなたのがん関連疲労の度合いについて、医療チームが詳しく問診し、適切な治療計画を立てていきます。その際に、これらの症状の有無は役立つ情報となります。また、あなたのがん関連疲労のパターンを把握するため、国立がん研究センター先端医療開発センター精神腫瘍学開発分野が作成した「がん患者の倦怠感を評価する質問票(CFS)」を定期的にチェックしてみるのも良いでしょう。次ページの「がん患者の倦怠感を評価する質問票(CFS)」をご参考・ご利用ください。ご自身の状態を把握する事は疲労に対処していくうえでとても大切です。次の診察の際に、この質問票の結果を担当医や医療チームのスタッフに見せることで、あなたの疲労の度合いが正確に伝わり、的確な対処法を計画するのに役立てる事ができます。【監修】がん研究会有明病院 乳腺センター 乳腺内科部長 高野利実 先生更新年月:2024年10月ONC46O045A