肺がんQ&Aすでに肺がんの治療を行っていますが、今からでも遺伝子検査を受けることはできますか?

遺伝子検査にもとづいた治療は、他の治療を行った後でも効果が期待できます。

ですから、すでに肺がんの治療を行っている患者さんでも遺伝子検査を受ける意義は十分にあります。検査はがんの組織(検体)を使って行いますが、がんの確定診断や組織型を調べるためにとった検体を使うことができます。

以前にとった検体では検査が難しい場合もありますが、そのときにはもう一度がんの細胞や組織をとって検査を行うことも可能です。遺伝子検査を受けてみたいと思ったら、ぜひ担当の医師に相談してください。

なお確定診断を受けた施設と別の施設で現在治療中の患者さんでも、確定診断を行った施設から検体を借りて検査ができる可能性があります。そのようなことも含めて相談されるとよいでしょう。

【監修】近畿大学病院 がんセンター 特任教授 中川和彦 先生

更新年月:2024年10月

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