治療方針を決める因子 非小細胞肺がん 小細胞肺がん 再発肺がんの治療法の選択小細胞肺がん小細胞肺がんは、増殖が速く転移しやすいため、早期発見は困難で手術だけでは再発しやすいことが知られています。がんの進行状況によって限局型、進展型に大別されます※1。他のタイプの肺がんよりも抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)、免疫チェックポイント阻害薬による治療や放射線療法に対する反応が良く、年齢や体力などを考慮して治療が行えると判断した場合には、化学放射線療法や抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)、免疫チェックポイント阻害薬による治療が実施されます※1。一般的な病期別治療法は以下のようになります。 小細胞肺がんの治療方針図内の病期をクリックすると、説明箇所へジャンプします。※限局型のなかでもごく早期(Ⅰ期)の場合には手術と抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)による治療を組み合わせて行うことがあります。掲載図監修:近畿大学病院 がんセンター 特任教授 中川和彦 先生大きいサイズで見る限局型※1限局型では、放射線療法と全身に効果のある抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)による治療を組み合わせて行う化学放射線療法の実施を検討します。小細胞肺がんの治療方針へ戻る進展型※1進展型では、全身に効果のある抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)、免疫チェックポイント阻害薬による治療を検討します。また、抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)、免疫チェックポイント阻害薬による治療とともに、症状を改善する治療(緩和医療、緩和ケア)を行って、患者さんが苦痛なく過ごせるようにします。小細胞肺がんの治療方針へ戻る※本ウェブサイトにおいて「抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)」による治療とは、化学療法のことを指します。※1 日本肺癌学会編: 患者さんと家族のための肺がんガイドブック 2023年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む, 金原出版: 34, 81-84, 164-170, 2023関連リンク・肺がんの種類・肺がんの病期・肺がんの治療と副作用・遺伝子検査と肺がん治療【監修】近畿大学病院 がんセンター 特任教授 中川和彦 先生更新年月:2024年10月ONC46O030B 非小細胞肺がん 再発