肺がんの分類 非小細胞肺がん 小細胞肺がん肺がんの種類肺がんの分類検査や手術で採取したがんの細胞や組織を顕微鏡で調べると、がん細胞やその集団の形に違いがあり、いくつかの種類に分類することができます。これを“組織型”と呼びます。肺がんの組織型は、大きく「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」に分けることができ、非小細胞肺がんはさらに「腺がん」「扁平上皮(へんぺいじょうひ)がん」「大細胞がん」などに分けることができます。肺がんの分類■非小細胞肺がん組織分類多く発生する場所特徴腺がん肺野肺がんのなかで最も多い症状が出にくいドライバー遺伝子変異が多い扁平上皮がん肺門(肺野部の発生頻度も高くなってきている)咳や血痰などの症状があらわれやすい喫煙との関連が大きい大細胞がん肺野増殖が速い■小細胞肺がん組織分類多く発生する場所特徴小細胞がん肺門・肺野ともに発生する増殖が速い転移しやすい喫煙との関連が大きい国立がん研究センター がん情報サービス 肺がん 肺がんについて より作成https://ganjoho.jp/public/cancer/lung/about.html 2024/1/30参照西條長宏ら編: インフォームドコンセントのための図説シリーズ 肺がん 改訂5版, 医薬ジャーナル社: 24-27, 2017より作成掲載図監修:近畿大学病院 がんセンター 特任教授 中川和彦 先生肺がんの50~60%を占めるのが腺がんで、次に扁平上皮がんが多くみられます(25~30%)。小細胞がんは10~15%、大細胞がんは比較的発症頻度の低いがんで数%です※1。※1 西日本がん研究機構(WJOG)編: 患者さんのためのガイドブック よくわかる肺がんQ&A, 金原出版: 35, 2014【監修】近畿大学病院 がんセンター 特任教授 中川和彦 先生更新年月:2024年10月ONC46O030B 非小細胞肺がん